古仁屋八月踊り唄(28) 唄を変える時の句
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唄(うた)変(かわ)そ変(かわ)そ 節(ふし)変(かわ)そ変(かわ)そ
唄(うた)ぬ変(かわ)りば 節(ふし)む変(かわ)ろ
(男)うまてば想(うむぇ)女姉妹(うなり)や すくてば綾蝶々(あやはぶぃら)
私達(わぁあきゃ)むその如(ぐとぅ)に 想(うもぅ)てしゅたる
(女)うまてば 男様方(しょしりゃ) すくてば綾蝶々(あやはぶぃら)
私達(わぁあきゃ)むその如(ぐとぅ)に 想(うもぅ)てしゆる
唄間違い詫ぬ流れ
一.唄すらばよ愛人(かな) 唄くなちすられ
唄にくなされて 迷惑(めいわく)するな
二.唄あてぃどぅ唄った(しちゃん) 道あてぃどぅ踏(く)だん
今唄った(なましちゃん)唄に 間違(まてぃぐぇ)ねぇらん
三.今(なま)ぬ唄(うた)間違(まみぃき) 聞(き)きぐるしゃあすぃが
唄ならんち思(うも)て 心配(しあん)するな
四.今(なま)ぬ唄(うた)間違(まみぃき) 事(くとぅ)ありゃをらぬ
貴方が唄う(しゅる)と思て 吾(わぁ)唄(うた)間違(まみぃき)ち
五.唄知りゃぬ童(わらぶぃ) 節(ふし)知りゃぬ童(わらぶぃ)
酒(すぃふぇ)と盃(さかづき)持(む)ちこ 吾が教(ゆすぃ)ろ
六.酒(すぃふぇ)と盃(さかづき)や 先持たちやらち
童(わらぶぃ)心足らぬ 道草しちゃる
七.唄すらばよ愛人 声揃ちすられ
踊りすらばよ加那 足合ちすられ
八.足踏みも習て 手招きむ習て
立ち並てからや 間違無らぬ
九.唄すろにすりば 唄や知らをらじ
節すろにすりば 節み知らぬ
十.唄知らぬ私達と 唄争やいらぬ
行きゅる白雲うぃ 争てたぼれ
十一.吾んな今童(わらぶぃ) むんな知りや居えあじ
行き足らぬ所 教すぃてぃたぼれ
十二.貴方も心直ち 私達む心直ち
互に心直ち 踊てたぼれ